知覚過敏②~エナメル質の磨耗~
食事をしたとき、歯みがきをしたときにしみるような痛みを感じたことはありますか?前回記事でもしみる症状、知覚過敏について書きましたがその主な原因としてエナメル質の磨耗や歯ぐきの後退などがあります。
ここではエナメル質がなぜ磨耗してしまうのかを書いていきたいと思います。
エナメル質の磨耗が起こる原因
次のようなものが考えられます。
●歯ぎしり
夜または日中、歯ぎしりすることや気づけば歯を食いしばってしまうことはありますか?歯ぎしりはエナメル質を磨耗し、やがて内側の象牙質を露出させてしまいます。
●強い歯みがき
歯を頻繁に磨きすぎたり強い力で磨きすぎたりするとエナメル質を磨耗してしまい、やがて歯ぐきが下がってしまう可能性があります。
●酸蝕歯(さんしょくし)
食べ物や飲み物に含まれる酸によって歯のエナメル質は徐々にですが磨耗していきます。果物・フルーツジュース・炭酸飲料・コーヒー・紅茶・ワインやケチャップ・ドレッシングなど酸味を含むものはすべて歯のエナメル質の磨耗の原因となりえます。酸を含む食べ物や飲み物を好み1日のうちに口にする機会が多い方は、エナメル質の酸蝕リスクが高いと考えられます。
いかがでしたでしょうか?歯の磨耗やしみる症状は歯科医師や歯科衛生士のもとで正しいブラッシングやお口の健康維持方法を知ることで予防することが出来ます。ぜひ当院にて検診等 御相談ください。